投資家のカ−ク・カーコリアン氏が、現在所有しているダイムラークライスラーの株式の3分の1を手放すことになった。これによってカーコリアン氏のダイムラー・クライスラーに対する株式保有率は現在の3.3%から2.3%になる。
カーコリアン氏はダイムラー・クライスラーに対し、「1998年の合併の際、クライスラーは対等合併だと株主に説明したが実際はダイムラーによる買収だった」と、虚偽の発表をしたということでダイムラー・クライスラーに対し総額80億ドルの訴訟を継続中。今回の動き、カーコリアン氏がいよいよダイムラー・クライスラーの将来を見切ったためか、との憶測が飛んでいる。