日本ゼネラルモーターズは、シボレー『S-10ブレイザー』と『ブレイザーLS/LT』の制動装置に不具合があったとして、運輸大臣に改善対策を届け出た。対象となるのは1990年6月7日から1996年9月9日までに輸入した2384台。
対象のクルマでは、制動装置の制動力制御装置(ABS:アンチロックブレーキシステム)において、走行状態(4輪駆動と2輪駆動)を検知するスイッチが不適切なため、2輪駆動での走行時に4輪駆動状態であるとコンピューターが誤認識して、制動力を制御してしまう。このため本来の作動より制動距離が長くなるおそれがある。
発見は海外での市場クレームによる。