一時はミニバンの代名詞とも言われたクライスラーだが、その凋落ぶりは明らか。そこで巻き返し作戦に出たのが、クライスラー『タウン&カントリ−・リミテッ』ドバージョンの発表だ。このミニバン、世界最強のパワーを誇り、なんと3.5リットルエンジンで230PS。
タウン&カントリー標準仕様は3.8リットル、215PSエンジンである。しかしリミテッドではV6エンジンを搭載、よりパワフルに設定した。しかも加速、トルク共に向上しており、ピークトルクは4000rpmで34.5kgm。
アメリカでは家族が増えてもミニバンに乗り換えることに躊躇するジェネレーションXという層が存在する。30代までの男性だが、このパワフルなミニバンなら運転の楽しさも充分に味わえる、とクライスラー。発売は3月からで、価格は3万5000ドルから3万8000ドルの間くらい(400万〜440万円)になりそうだ。