三菱、明日の株主総会でダイクラ派遣の取締役をCOO承認へ

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三菱自動車工業は、19日の午前10時から都内で臨時株主総会を開き、ダイムラー・クライスラーから派遣されるロルフ・エクロート氏を正式にCOO(最高執行責任者)として承認する。マツダ、日産自動車に続き三菱までもが資本力のある外国メーカーに呑み込まれることになる。

COOはCEO(最高経営責任者)に継ぐ企業の権力者。昨年春に三菱とダイムラーが提携を発表した際は、三菱へのCOO派遣は具体項目として挙がっていなかった

しかし、7月以降のリコール隠し問題の発覚により、エクロート氏の派遣が急きょ決まった。ダイムラーによる三菱の支配は提携発表の時からすでに「時間の問題」と見られていたが、思わぬ事件発覚でその時期が早まることになる。旧クライスラーの惨憺たる状況を見るにつけ、三菱の行く末が案じられる。

《編集部》

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