イタリア・マセラティ車の輸入元であるコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは、マセラティ『3200GT』の制動装置に不具合があったとして、運輸大臣にリコールを届け出た。対象となるのは、1999年1月25日から2000年8月1日までに輸入された170台。
対象のクルマでは、制動装置においてマスターシリンダとリザーバタンク間とのブレーキホース材質が不適切なため、そのままの状態で使用を続けると、当該ホース内部がブレーキ液により浸食され、ゴム成分が溶けてABSユニット内の液圧が異状に上昇することがある。最悪の場合、ABSユニットの液圧回路からブレーキ液が漏れ、制動力が低下する。
不具合件数は3件で、発見は市場からの情報による。