警視庁は15日、年末から年始にかけて、関東地区の暴走族が大挙して山梨県の河口湖を目指す、いわゆる「初日の出暴走」に対し、警察官4300人を投入して厳重に警戒するという方針を示した。
初日の出暴走は、千葉、埼玉、茨城などの暴走族が「初日の出を河口湖で拝もう」を合言葉に、様々な改造を施したクルマで中央自動車道を走り抜け、山梨県の河口湖を目指すというもの。
10年ほど前から凶悪化が目立ちはじめ、料金所の突破、途中区間でのノロノロ走行、施設の破壊や放火を行ったり、暴走族の集団がサービスエリアを占拠して、一般車の立ち入りができなくなるなど、様々なトラブルを生み出した。
警察では昨年から、これまでの説得政策を撤回し、徹底的に戦うという姿勢に転じており、今年は人員を昨年よりも拡大した上で、他の警察本部で開発された「対暴走族グッズ」も積極的に導入。一網打尽にすると意気込んでいる。