神奈川県は14日、県内で登録されており、社会福祉法人、公益法人、特定非営利活動法人(NPO)が所有する自動車と、民間の福祉タクシーについて、来年度から自動車税を免除したり、減税したりする方針を決めた。
自動車税が100%カットされるのは、要介護認定された身体障害者が通院や通所など、福祉サービスを受ける際に使われるクルマで、社会福祉法人、公益法人、特定非営利活動法人(NPO)が所有するものがこれに当たる。
また、個人使用のクルマでも、身体障害者の家族名義のもので、病院などの施設に入所している人の送迎に使われている場合などは、一部減税となるようだが、減税率の決定は現在なされていない。
この他にも、民間のタクシー会社やバス会社が所有する福祉車両(リフト付きバス、スロープ付きバスなど)も、新車登録から5年間については、税金を一部免除する。
低公害車以外のクルマの自動車税を一律20%引き上げると提案して、猛烈な反対を受けた神奈川県だが、この法案は快く受け入れられることだろう。