今回の日本導入ではエンジンも仕様もすべて1つのグレードしか用意されていないが、ヨーロッパでは3気筒ターボのガソリンエンジンに加え、800ccのコモンレール式ターボディーゼルが用意されているのだ。
『cdi』というグレードのディーゼルエンジンを積んだ『スマート・シティ・クーペ』は29.4km/リットルという低燃費の3リッターカーなのであるが、これは今回日本には導入されなかった。
販売業務部・販売教育課の和田課長代理によると、「フランスなどではディーゼル車が半数を占めるなど、認知されているのですが、やはり日本では石原都知事に代表される東京都の政策などでディーゼルにはいいイメージがないものですから…」と語った。
どうやらスマートに限らず、日本にディーゼルエンジンの3リッターカーが入ってくることは、なくなったと考えた方がいいかもしれない。