2年前にヨーロッパで発売された『スマート』だが、現在でもその独自性と存在感は保たれたままだ。そんな独創的な発想で生まれたこのクルマのターゲットユーザーは一体どんな人か。
ダイムラー・クライスラー日本・販売業務部・販売教育課の和田俊郎課長代理に伺ったところ、「やはり20代〜30代にかけての方で、今までの価値観にとらわれない考え方をしているような方です」と語る。
確かにスマートはあらゆる部分で新しい考え方をしているクルマだけに、クルマとしての主張が強く、若者向きであるようには見えるが、「自分の子どもが一人立ちをして二人きりになった夫婦の方にも充分使っていただける内容です」とも語る。
そう言われてみれば、50代くらいの夫婦が二人でスマートに乗って出かける風景というのも、どことなく仲が良さそうでいいもののように思える。
しかし基本的にスマートは、日本の市場ではセカンドカーとしての需要が高い、という受け入れ方となるのではないだろうか。