本田技研工業は、中国で『HONDA』のマークに似せた模造バイク『HONGDA』の摘発に乗り出すことで、中国政府と合意した。
中国では、ホンダ製のバイクは壊れにくく、燃費が良いことから人気で、中古バイクでも高い値段で取引きされている。しかし、ここ最近、ホンダのロゴマークを類似させた重慶力帆轟達実業有限公司が製造する『HONGDA』の模造バイクが出回り、ホンダは販売減少などの被害を受けていた。中国政府はこのほど、模造バイクは違法であると認め、数千台を押収したとしている。
コピー商品が普通に出回る中国で、政府が日本製の模造品を商標の侵害を認めて摘発するのは珍しい。中国には、ヤマハ発動機やスズキ製の模造バイクも多数出回っており、今後摘発されるか注目される。