『Esquire[日本版]』12月号
税込み価格700円 発行:エスクァイア・マガジン・ジャパン
『ドイツ製主義』を特集する今月号。クルマではアウディを取り上げる。アウディでは新車を購入した時に二つの受け取り方が選択できる。一つは通常通りディーラーで受け取るものだが、もう一つは『アウディ・センター』で受け取るというもの。ここでは年間6万台もの引き渡しがあるというからなかなかの人気があるといえる。
インゴルシュタットにあるアウディ・センターで受け取るのは簡単だ。ディーラーでアウディ車を購入した時に受け取り場所をセンターと指定すればいい。
センターは航空会社のそれを思わせるものだという。フライトインフォメーションを模した電光掲示板に名前が入り、フライト時間(引き渡し時間)になればアナウンスされ、カーペット張りのパーク・フロアへと降り愛車との御対面だ。簡単なレクチャーを受けて見送られながらの出発。アウディ購入を祝して休みを取り、旅行を楽しみながら帰るオーナーも多いという。
「アウディを受け取る瞬間が、間違いなく人生でのハイライトになるようお手伝いします」と現場のトーマス・ヘイグル氏は語る。英国からもナンバー持参で『TT』を受け取りに来る人もいるのだとか。まだ日本からは国際プレートを持って引き取りに来た人はいないということなので、興味と時間とお金のある方は是非この至福の時を味わってみては。