ダイクラの戦略=燃料電池で世界制覇するなら、まずは身内から | レスポンス(Response.jp)

ダイクラの戦略=燃料電池で世界制覇するなら、まずは身内から

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ダイムラー・クライスラーは7日、ドイツのベルリンにおいて、メタノール改質方式を採用した燃料電池車の2車種の試作車を発表した。燃料電池のユニットはベンツの『Aクラス』と、クライスラーのジープ『コマンダー2』に搭載されており、今後の各種試験に臨むことになる。

今回の試作車は、同社がこれまで採用してきた水素と酸素の化学反応を利用したものではなく、メタノール改質方式を採用している。同社がメタノール改質方式の燃料電池車を試作するのはこれが初めてだ。

ダイムラー・クライスラーが独自開発してきた水素燃料方式での開発を事実上中止し、これまで否定してきたメタノール改質方式を採用した背景には、先に提携した三菱自動車が、メタノール改質方式での燃料電池車を実用レベルに持ってくるまで「あと、わずかな一歩を残すのみ」と言われていたことに関係しているようだ。

実際、会見を行ったユルゲン・シュレンプ会長は「これは量産化一歩前の最後の試作車である」と語っており、環境保護の分野でイニシアティブを取るためになり振り構わないダイクラの執念が読み取れる。

今後は開発の重点をメタノール方式に置く予定で、開発費用に10億ユーロ(約930億円)を投資。2002年にAクラスをベースとした乗用車タイプを発売、2004年には大型バスを商品化していくとしている。
《石田真一》

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