環境庁の諮問機関である中央環境審議会は、川口環境庁長官に新長期排ガス規制の2年前倒しなどを正式に答申した。これで2002年10月から始まる新短期排ガス規制から、2年2カ月後には新長期排ガス規制がスタートすることになり、ディーゼル車メーカーは「新短期より新長期をにらんだ開発」に向かう。
答申では、2005年までに新長期排目標を達成。軽油中の硫黄分は2004年末までに、現在の500ppmから10分の1となる50ppmに低減する。また、クレーンなどのディーゼル特殊自動車は2004年に排ガス規制を導入する予定だったのを1年前倒しして2003年からとなる。