【価値創造ホンダ『ストリーム』】豆腐を大福に変えたデザイン

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日本のミニバン・ブームは、6年前にデビューした『オデッセイ』で始まった。だが、その発祥をたどれば『アコード・エアロデッキ』にいたり、ホンダはつねにそれらをミニバンと呼ぶことなく、新ジャンルをうたってきた。そして、今回の『ストリーム』は名づけて7シーターである。

「やっぱり社風でしょうかね、当時のRVは泥臭いイメージがあったから。それで洗練された都会的なものにしようと、カテゴリーの名前までわざわざ作っちゃう」と笑うのは、エクステリアデザインを担当した本田技術研究所・和光研究所の大沢裕氏だ。

「でもね、反対にストリームはミニバンに見えないんですよ。それは困る。せっかくミニバンの機能を作り込んだんだから。だから、いまならあえてミニバンですといいたいくらい」 その言葉を裏付けるかのように、発表前のモニター調査では、中を見て初めてサードシートに気づくケースも多く、まさにデザインの狙い通りだったそうだ。

外観上のデザインは、『インサイト』のような空力をイメージさせる。「じつはね、このクルマって大きな布を被せてしまうと、普通のミニバンとそんなに変わらない外形なんですよ。それをいかに四角くないクルマに見せるかというトライをいくつかしました。小さなスケールモデル段階から試みて、それにチューニングを重ねて、ひとが乗れるようにするまでに時間をかけてきたのです」

通常はスクエアに近いウインドウ・グラフィックも、三角に近づけた。かなり大胆な発想だったけれど、この効果は大きかったと大沢氏。「でも、これはいけそうだという直感は最初からありましたね」 豆腐を大福に変える。ストリームには、そんなデザインが盛り込まれているのだ。

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