日産自動車は来月13日に発売する新型SUV『エクストレイル』に同社では初めて樹脂製フロントフェンダーを採用した。障害物にぶつかるなどしてフェンダーがへこんでも、すぐに元の形に復元するため、パネル交換などの補修費用がかからなくて済む。
トヨタなどで採用例があるが、日産では、ルノーの技術を導入して量産化を可能にした。エクストレイルで採用されたのはPA(ポアミド)樹脂とPPE(ポリフェニレン・エーテル)樹脂。
この樹脂製パネルが使えないのはルーフやボンネット部で、欧米メーカーではドアに採用した例がある。軽量化にも効果があるため「将来の車は骨格だけ鉄骨でつくり、外装パネルは全て樹脂という車も出てくる可能性もある」(日産)という。歩行者にも優しい車が近い将来登場するかも……。