2000年シーズンも残すところあと1レースとなり、戦いの場であるマレーシア、クアラルンプールに到着したマクラ−レンチームはいまだかつてないほど最終戦での勝利に向けて集中を高めている。
「マレーシアではチームも僕も自分達らしい結果を得られるように頑張るよ。セパンはF1のためにデザインされた素晴らしいトラックだし、僕も大好きなところ。オーバーテイクもたくさんみられるはずだから、エキサイティングなレースになると思う」とミカ・ハッキネン。
「ドライバーズタイトルでは銀メダルだったけど、それも悪くはないよ。僕はすでに金メダルを2度ももらっているし、いつも勝てるとは限らないからね。でも来年は僕がもらうよ」と、ハッキネンが語れば、「僕たちにはまだコンストラクターズ・タイトルを獲得できるチャンスは残っている。ミカも僕もできるすべてを出し切るつもりだ」とデイビッド・クルサードも力強く言い切った。
ボスであるロン・デニスも「勝ちに行く」と断言し、昨シーズンはフェラーリに奪われたコンストラクタ−ズタイトルを奪還する構えだ。