日本自動車工業会は昨年実施された「アジア経済再生ミッション」や、今年5月の東南アジア諸国連合(ASEAN)通産大臣会合で日本側が提言していた「専門家派遣プログラム」に基づいて、タイに品質管理の専門家8人の派遣を決め、17日に発表を行った。
今月から来年3月までの5カ月間を第一期として、タイ自動車工業会に派遣され、現地で部品産業の問題点の発見や確定を行い、改善を指導する。一企業への訪問指導期間は約1カ月で、原則的に派遣者数は一社あたり2〜3人となる。
専門家として派遣されるのは、国内自動車メーカーで品質管理や生産管理などに従事していたOBで、今後は他のASEAN諸国への派遣も計画されている。