『CEATEC JAPAN2000』の会場で配布されていたITS関連のパンフ。成長が期待できる分野だけに電機メーカーも全力で開発をしている。その技術を誇示する場としてのパンフレットだが、これが各社で意外に差異がある。
●沖電気
イラスト中心のコンテンツなのだが「とにかく薄い、そして説明が少ない」という印象。他のメーカーのように「我が社の技術は…」と始めるのではなく、あくまでも「ITSが実現したら、こんな世の中になりますよ」ということが、極めて淡々と語られている。その潔さには好感も持てる。
●松下電器(パナソニック)
沖とは逆パターンで、手に取った瞬間「うわ、ブ厚い…」と思ってしまうのがパナソニックのパンフレット。パナソニックのテクノロジーがこれからの日本を変えるというような論調で、ひとつの分野ずつ技術が語られていく。ただ厚いだけでなく、情報量も一番多い。今後、編集部でITS関連の資料として活躍することが確実な一冊だ。