【2005年東京ショーを見た! Vol. 4】和太鼓のビートで走れ!!

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トヨタ-TCAプロジェクト:トヨタがデザイン専門学校のTCAを後援して、学生が2005年の東京モーターショーをデザインするプロジェクト---

「東京モーターショーでトヨタのブースを飾るというところから、日本的イメージを出したいと思いました。そこで日本に古くからある“祭”をテーマにクルマを考えていきました」と語るのは豊田雄大くん(2年)。彼は今回のメンバーの中でも最年少の19歳でこの大舞台を経験できることとなった。

「祭では誰でも“ハジけ” ます。そんな元気良さをクルマで表現したいと思いました」、豊田くんは様々なスケッチから“太鼓”というモチーフがもっとも祭に相応しいテーマだと考えデザインしたという。太鼓の円柱を基本としたデザインで、ルーフには本当に皮で張った太鼓ような意匠のキャンバストップを装備する。

彼のクルマの最大のウリは内装にある。前1、後ろ2の3人乗りレイアウトを採る彼のクルマのキャビンは、太鼓の円筒だ。室内に座席らしいものはなく、円筒の中心に支柱があるだけ。ドライバーはその支柱に設けられたわずかな背もたれを使用し、他の2人は円筒の壁面を背もたれとして使用する。

「乗る人それぞれに掘りごたつ的な穴を設けました」と豊田くんは語る。それによって、中でのコミュニケーションが取りやすいのだという。また、円筒という構造を活かして、床が回転して3人が運転を交代できるといったユニークなアイデアも盛り込まれている。

●トヨタ東京デザイン部水谷部長のコメント:太鼓でやりたいというのは非常に良く分かるんだけども、太鼓で発想したけれどこんなにカッコイイのになった、というところまで発展させてほしい。“そのまま”な部分があるので今後に期待したい。

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