チャンピオンシップ4位の49ポイントを獲得しているルーベンス・バリケロ(フェラーリ)だが、トップを走るミカ・ハッキネン(マクラーレン)との差は31ポイントと、数学的にもタイトルの可能性がゼロとなった。そんな彼が望むのはもちろんチームメイトが王者となること。
「ミハエルはいまチャンピオンシップを戦っているけど、僕はもう違う。いまはミハエルがミカをやっつける手助けをしなければならない。ミハエルとチームのためならなんでもするよ」と、気合い充分。
シューマッハのドライバ−ズタイトルだけでなく、フェラーリがコンストラクタ−ズ・タイトルを防衛するためには、バリケロも1ポイントでも多く獲得しなければならない。ここ2戦ノーポイントに終わっているだけに、バリケロにとってもアメリカGPは腕の見せ所となりそう。