日産ディーゼル工業は、バスの動力伝達装置と緩衝装置に不具合があったとして、運輸大臣に対してリコールを届け出た。対象となるのは1997年3月5日から2000年6月12日までに生産した156台。
対象のバスは、
(1)動力伝達装置において、プロペラシャフトの中間軸受け保持金具を支える取付部材の取付角度及び取付位置に不適切なものがあるため、そのままの状態で使用を続けると偏芯回転による過度な応力により、当該保持金具が破断するものがあ。最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。
(2)前輪緩衝装置の空気バネの取付け位置が不適切なため、そのままの状態で使用を続けると、空気バネの上部が取付部材と接触するものがあり、最悪の場合、当該空気バネが損傷するおそれがある。
不具合件数は(1)が1件、(2)が1件。発見は販売会社からの情報による。