2000年CARTシリーズの第16戦「Honda Grand Prix of Monterey」の決勝レースが、カリフォルニア州モントレーのラグナセカ・レースウェイにおいて、10日に開催された。
序盤は、ポールポジションから絶妙なスタートを決めたエリオ・カストロネベスを筆頭に、ジル・ドフェラン、ダリオ・フランキッティとホンダ・ターボV8勢がレースをリードする。
中盤46周目、ロベルト・モレノとアレックス・タグリアーニがほぼ時を同じくしてスピン、フルコースコーションが出されると各マシンは2度目のピットへ。ホンダ勢は無事にコースへ復帰したが、2位で入ったフアン・モントーヤはトラブルで後退。序盤のホンダ勢の1-2-3が復活、トップ3はその後も安定したラップを重ね、表彰台を独占した。
また22番手からスタートした中野信治は、最初のピットストップを済ませた時点で18位までポジションアップ。しかし45周目にターボブーストが下がりピットイン、排気系トラブルのためレース続行を断念、26位でレースを終えた。
ホンダは第13戦から4連勝。今回ポールポジションと最多リードラップを記録して取得可能な最大ポイントである22ポイントを獲得。表彰台も独占したためにマニュファクチャラーズ・ランキングにおいてトップ奪回に成功した。
レース・リザルト
1:エリオ・カストロネベス(ホンダ)
2:ジル・ドフェラン(ホンダ)
3:ダリオ・フランキッティ(ホンダ)
4:ブライアン・ハータ(フォード・コスワース)
5:ケニー・ブラック(フォード・コスワース)
6:フアン・モントーヤ(トヨタ)
ドライバーズ・ポイントランキング
1:ジル・ド・フェラン 132
2:マイケル・アンドレッティ 126
3:ポール・トレイシー 122
4:エイドリアン・フェルナンデス 118
5:ケニー・ブラック 116
6:ロベルト・モレノ 115
23:中野信治 7
マニュファクチャラーズ・ポイントランキング
1:ホンダ 269
2:フォード・コスワース 268
3:トヨタ 216
4:メルセデス・ベンツ 63