三菱自動車工業は7日、8月22日にリコールしたばかりの『ミニキャブ』のリコール変更を運輸大臣に届け出た。対象となるのは、前回リコールしたのと全く同じ1990年12月19日から1999年10月8日までに生産した4万5374台。
対象の自動車は、燃料装置のフィラーキャップに不適切なものがあるとして、フィラーキャップを交換するリコールを届け出た。同社がリコールに結び付く大量のクレーム情報を隠ぺいしていたことが発覚し、運輸省の指導を受けて2回目に届け出たリコールの1つ。
ところが、フィラーネック(燃料注入口)内ガイドの溶接位置に一部不適切なものがあるため、改善対策としてフィラーキャップを交換して装着しても、フィラーキャップが適切に締まらないことから気密が確保できなくなるものがあり、燃料が漏れるおそれがあることが発覚してリコール変更を届け出た。
直したはずが、別のトラブルが見つかって、結局は直ってなかったなんて、ブラックジョークもいいところだ。