「フェラーリに乗れたことで夢がかなった」と、常々語っているルーベンス・バリケロ、彼はチームのためならなんでもするつもりだ。開幕を目前に控えたイタリアGPで、初めて何万人のティフォシの前で勇姿を披露することになるバリケロが、いかにイタリアGPが彼にとって重要なものかについて語った。
「僕は子供の頃からフェラーリのドライバーになることを夢見てきたんだ。フェラーリのマシンに乗ってグリッドにつくだけでいまだにスリルを感じるのに、しかもそれを歴史あるサーキット(モンツァ)で、それも大勢のティフォシの前で……」
「今年のイタリアGPきっと特別なグランプリになるだろうね。もし僕がモンツァで表彰台の上、ましてやいちばん上に乗ることができたとしたら、それはホッケンハイムでの初優勝に匹敵する大きな喜びになるよ!」フェラーリ第2の男は、2勝目を虎視眈々と狙っている……。