日産自動車は5日、CADシステムなどデジタル開発のソフトウエアを開発などを行う子会社「日産デジタルプロセス」の全株式を26日付けで富士通に譲渡すると発表した。
日産は経営再建計画「日産リバイバルプラン」にもとづいて、中核事業への経営資源の集中投資をすすめており、これまでも子会社の株や一部の事業を譲渡したり、売却したりしている。
デジタル情報技術による自動車の設計・開発は、自動車の開発期間の大幅な短縮につながるため、各社が積極的に実用域の拡大を進めている分野。
日産はこの分野も効率化の対象とすることで、公約である今年度の連結黒字化を達成する見通しだ。