トヨタ、中南米でのシェア拡大を狙う、狙う、狙う

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トヨタ自動車は4日、中南米での生産体制を見直し、部品の調達率を引き上げたりすることなどよって、現地の生産事業を2002年までに強化していくと発表した。計画によると、2002年までに中南米地域における『カローラ』の生産能力を、現在の2万台から6万台規模まで大幅に増強。このエリアでの販売の寡占化を進め、域内での輸出も強化する。

ブラジルの現地工場では、現在カローラを年間1万5000台の規模で生産している。これを新型プレス工場の整備などで、一気に3倍まで増強。ブラジルからカローラの完成車を輸入して販売しているアルゼンチンは、現地工場の規模を拡大することで、一部のモデルを現地での生産に切り替える予定だ。また、ベネズエラでは部品の現地調達率を上げ、コストを下げることで価格を維持し、競争力に力をつける。

トヨタでは域内での部品の相互供給などを積極的に行うことで、中南米での生産体制を今後も強化していくとしている。

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