三菱自動車工業は、リコールの隠蔽問題などや、それに伴う社長の引責辞任問題などについて、急きょ来日したダイムラー・クライスラーの幹部と協議を行っているが、4日にその内容が一部公開された。
それによると、現在ダイクラ側と進められている協議は、(1)品質部門の体制強化を含めた、経営組織の大幅な変更、(2)ダイクラ側の協力を強化するという、その2点について行われているとしている。前者については「ダイクラ側から副社長など、取締役級の幹部を派遣すること」ではないかとみられ、後者は「株式の出資比率の変更」ではないかとみられる。