『YRV』の内装デザインはとにかくどこまでもデザイナーが介入していったという。例えばセンターコンソールの裏(車体前方)にコンピューターのハウジングが見えるが、ここにまでデザイナーの手が入っている。
通常ならば技術設計の方ですべての設計を済ましてしまう部品だが、今井喜代貴チーフデザイナーは「目に見えるところは全部われわれが意匠する!、勝手に設計がやるな!、図面もデザインの承諾なしに勝手に引くな!、とそれぐらいなのつもりでデザインしました。かなりのものができたのではないかと自負しております」と語った。
YRVは外観も内装もデザイナーの意見がかなりそのまま入ったクルマに仕上がっているようだ。どのデザイナーもインタビューをしていて、このクルマにかなりの自信をもっているように見えた。ダイハツのYRVに賭けるものはそれだけ大きい。