交通事故被害者をゲーム感覚で扱うとは何ごとだっ!!

自動車 社会 社会

兵庫県警の尼崎北署が管内で起きる交通事故件数を当てるクイズを出題していたが、交通事故の被害者団体が「不謹慎である」との抗議を受け、撤回していたことが明らかになった。

これは夏休みに入ったとき、同署が「管内で夏休み中に発生する交通事故は何件でしょうか?」という出題を行ったことに関連するもの。同署は「出題することで事故の多さを啓蒙することが狙いだった」としているが、交通事故の被害者団体である「交通死被害者の会」と「頭部外傷や病気による後遺症を持つ若者と家族の会」の関係者が激怒、22日に兵庫県警本部に意見書を提出した。

意見書で、交通事故で長男を亡くしたある遺族は「事故は多くの人命を奪うのに、それを認知せず、ゲーム感覚で扱ったことに問題がある。交通事故に対する県警全体の姿勢の問題を露呈した」として、怒りを露にしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース