自動車走行電子技術協会(自走協)は、車載通信システムの基盤を構成するソフトウエアの標準仕様を今年度中に定め、構築していくと発表を行った。
車載通信システムは、今後発展が期待されるITSに直結する基幹技術のひとつだが、現在は機器を開発したメーカーの都合で方式が定められているために様々な方式が混在している。これを自走協が中心となり、統一の基準となる「車載ソフトプラットホーム」を定めることで、機器の汎用化を目指すことが狙い。
基準が統一化された場合、メーカー間の開発競争が激化するため、機器の値段が下がり、ITSの普及を推進できるという。