トヨタ自動車は4日、クラッチ操作の必要ないシーケンシャルMT(マニュアル・トランスミッション)を開発し、21日から発売する『MR-S』に搭載する発表した。AT(オートマチック・トラッスミッション)をシーケンシャル操作するものはこれまでにもあったが、MTをベースにしたものの実用化は国産車ではトヨタが初めてとなる。
シーケンシャルMTは、シフトレバーやステアリング・シフトスイッチを操作することにより、電子的にクラッチ操作がなされ、連続的にシフトアップやシフトダウンが可能となる機構だ。すでにF1などのレーシングカーには同様のものが搭載されており、今ではスポーツカーに必要不可欠なアイテムとなっている。
21日発売のMR-Sから搭載されることになるこのシステム。なんと195万円で味わえるそうだ。クラッチ操作が必要ないので、AT限定免許でも運転ができる。