【モデリスタ『カセルタ』登場 Vol. 7】カスタムは個性表現、スポーツカーは感情移入

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モデリスタにとって、『カセルタ』のような「トータル・カスタマイズドカー」をつくることは当初からの目標であったという。では、その記念すべき第一号車に「スポーツカー」が選ばれたのはなぜだろうか。

「スポーツカーという存在は、やはり、素直でわかりやすいものであり、誰でもが欲しくなる、乗りたいと思うクルマだと考えたからです。それに、今のクルマは性能はいいけれど、エモーショナルなイメージがあるクルマが少ないでしょう。やはりスポーツカーは感情移入ができる、特別な存在ですからね」と、モデリスタの奥村忠夫さんは答える。

それでは、60年代イタリアン・スポーツ風にしよう、というコンセプトはどうして生まれたのだろう。「これはもう、初めからスタッフ全員の総意でした。50〜60年代のモノは、クルマに限らず、人間的な温かみを感じさせますからね。今のクルマは、たしかにキレイだけど人をホッとさせる感覚がないですからね。そこで、情熱的な往年のイタリアン・スポーツというアイデアが出てきたわけです」と奥村さん。

「ですから『カセルタ』には、大人の人には懐かしさや共感を、若い人には新鮮さを感じていただけると嬉しいですね」。たしかに、単なるレトロ趣味だけではない新しさをそなえた『カセルタ』には、そう感じさせる雰囲気がある。

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