フィアット・グループ製品開発担当ディレクターのアンソニー・シェリフが、トリノ・モーターショーにおいてオートアスキー24記者に対し、アルファロメオ『GTV/スパイダー』の後継車について開発の進捗状況について明かした。
まずシェリフは、『GTV/スパイダー』後継車の開発が進んでいることを確認した。現在デザイン2案が比較検討中で、1案がアルファ社内のチェントロ・スティーレ(スタイルセンター)、もう1案がピニンファリーナの提案だ。
「1案は進歩的なスタイル、他方はレトロだ」とシェリフ。しかしどちらの提案がどちらのスタイルか、どちらのアイデアガ有力か、など、これ以上のディティールは話さなかった。
いっぽう現行GTV/スパイダーの生産は、新型登場までアレーゼの自社工場からピニンファリーナの工場に移管されることも確認された。
次期GTV/スパイダーはアルミニウムや複合素材などを用い、最先端技術によって生産されることだろう。デビューは2003年後半が予想される。アルファロメオは現在アメリカに輸出されておらず、新型はアメリカ市場再開拓のための“切り込み隊長”を務める。