ダイムラー・クライスラーでは、ミズーリ州セントルイスにある工場で、ユニークな電力の省エネを行う、と発表している。工場のある土地周辺は地熱が高く、メタンを含むガスの発生する場所。そこでその地熱やメタンを利用してパワープラントの動力とし、ボイラーに使用する、というのである。地中から発生するガスは50%近いメタンを含んでおり、これを燃焼させることでボイラーに十分なエネルギーが送れる、と判断されたため。
この計画はダイムラー・クライスラーにとってコスト削減になるばかりではなく、地域にとっても地中から発生するメタンが減少することで大気汚染を減少させる結果となる。州政府も大賛成する省エネプラン、ダイムラー・クライスラーの企業イメージアップにもかなり役立つことは間違いない。