トヨタ自動車は5月19日、新型『RAV4』を発売した。新開発の2リットル直噴ガソリンエンジンを搭載し、クラストップの室内面積や荷室容量を確保したのが特徴だ。
新型『RAV4』の開発コンセプトは、チーフエンジニア・池畑博実氏によれば「21世紀型に進化した、スモールSUVの新しい理想形」。そのスタイリングは従来型のデザイン・コンセプトを踏襲、発展させたもので、よりスポーティになり、高級感が増しているのが特徴といえる。
ボディ形式は従来どおり3ドアと5ドアの2種類。サイズは全長x全幅x全高=3750 x 1735 x 1680mm(3ドア。5ドアは4145 x 1735 x 1690mm)で、全長が30〜45mm延ばされ、全幅が40mm拡大され、全高が25〜30mm高くなっており、今回から3ナンバー・サイズとなった。
全長はあまり延長されなかったにもかかわらず、ホイールベースは2280/2490mm(3ドア/5ドア)と80mmも延長されており、その結果、キャビンの空間が拡大され、スモールSUVクラストップの室内空間と、荷室容量を確保したとしている。なお今回から、3ドア/5ドアとも、後席が分割スライド/折りたたみ/取り外しが可能になった。
価格は、1.8リットル2WD3ドアの「X」(4AT)の159.8万円から、5ドア4WDワイドスポーツ・パッケージ(5MT)の229.3万円万円まで。なお販売は、カローラ店では『RAV4 L』、ネッツトヨタでは『RAV4 J』の名前で行なわれる。月販目標は3500台となっている。