運輸省は日本バス協会に対して、バス車内での携帯電話使用の自粛について、これまで以上に前向きに取り組むよう通達した。バスや鉄道などの交通機関での携帯電話の使用は、マナー問題のほかに、埋め込み型心臓ペースメーカーに影響を及ぼすため、各公共交通機関では使用の自粛を呼び掛けている。
バスでも基本的に使用自粛を呼び掛けていた。 しかし携帯電話の保有台数が飛躍的に伸び、バス・鉄道の車内での使用による問題が拡大している。JR東日本の場合これまでの使用自粛要請から、朝夕のラッシュ時間帯には携帯電話の電源を切るよう強硬策に乗り出している。鉄道では自粛を呼び掛けても効果が今一つなので、使用禁止を強く打ち出したようだ。運輸省では、バス会社でも使用自粛から使用禁止にするよう暗に望んでいるのではとの観測が出ている。