腰痛を追放しました。三菱がバンパー取り付けアシスト機器を開発

自動車 ビジネス 企業動向

三菱自動車は東京製作所川崎工場に大型トラックのフロントバンパー取付装置を設置、5月のゴールデンウイーク明けから稼働させる。作業者の負担軽減と作業時間の短縮がねらい。

これまでのバンパー取付工程では、部品搬送用の台車からの取り出し、ライン上への搬入、取付時の保持などの作業をすべて、人力で行っていた。大型トラックのフロントバンパーは、空力性能向上やフォグランプの大型化、整流ダクトの追加などにより大型化が進んでいる。このため、組み付け用部品の重量は20〜35kgに達しており、また、取付作業中は、作業者が中腰の姿勢で部品を保持せねばならず、人力での作業では負担が大きかった。

同装置は圧縮空気を動力源としたアームで部品を搬送・保持するもの。圧縮空気を動力源とするバランスシリンダーを組み込んだアームにより、台車上から部品を自動で取り出し、ラインに搬入する。取付作業中はエアバランサーによりライン上でバンパーを保持する。作業終了後は自動で台車のある場所に戻り、次の車用のバンパーを台車から取り出して待機するため、作業時間の短縮を図ることができるという。

バンパー装着用として車両組立ラインに設置するのは、国内メーカーとしては三菱が初めてとなる。

《》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース