GMCの新型1/2トンピックアップ『シエラCシリーズ』は、積載重量あるいは内外装のトリム・レベルというような従来のクラス分けの基準を超越して、それ自身がひとつのクラスになるピックアップだ。
「GMCは100年間、トラックの分野で革新を続けてきた。そのシンボルがシエラである」とシエラ担当ブランド・マネジャーのジム・コーナスはいう。“C”というのは、GMCがフルサイズ・ピックアップ市場にシエラの車名で1988年に参入して以来、3代目を示す。
Cシリーズの最大の特徴はそのオンロード・パフォーマンスだ。GMCではCシリーズの製品コンセプトを「パフォーマンス・バイアスド・ドライブライン」と名付けた。
パフォーマンス・バイアスド・ドライブラインは、Vortec 6000型エンジン(6.0リットルV8、325PS、51.1kgm)、4AT(1速が3.06、ファイナルが3.73というギア比)、フルタイム4WD(前後トルク配分が38:62)などから成立する。