ローバーが長年待ち望んでいた『75』のエステート(ワゴン)仕様の開発が、BMWのローバー売却とMGカーズ立ち上げにともない“保留”されてしまった。
スタイリッシュなエステートの開発は事実上完成しており、先週までオックスフォードシャー、コウリー工場にある75セダンの生産ラインに、エステート生産設備を追加する作業が進められていた。
情報筋によれば、エステートの“保留”は新会社が戦略の見直しをするための時間だというが、非観的な見方をする者は、エステートは決して日の目を見ないだろうと予測する。BMWがローバー経営を失敗したことによる犠牲者がまた1人(1台)出たというわけだ。