誰が使うんだ? 100台セットで1億円のカーナビ

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誰が使うんだ? 100台セットで1億円のカーナビ
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富士通テンは「ナビ連携タクシー自動配車システム」を開発、3月29日、東京都国分寺市の武蔵野自動車事業協同組合(車両87台)に納入し、同組合が運用を開始した。

富士通テンでは従来よりGPSとタクシー無線とを組み合わせて、タクシーの位置、動態(実車、空車等)等の情報を配車センターのコンピューターで管理し、文字表示と合成音声で自動的に配車を指示するシステムを販売していた。

今回のシステムでは、移動局(タクシー)に地図表示および音声案内するナビゲーション(配車ルート案内)を装備したもの。配車センター側の装置には、配車日報・月報など各種帳表を自動作成する機能も備え、配車業務の分析、改善検討、事務処理の合理化にも威力を発揮する。価格は、会社によりカスタマイズする部分もあるので一律ではないが、基地局1カ所、タクシー100台のシステム標準価格が1億円。

今後富士通テンでは、小規模から大規模のタクシー会社まで対応できるタクシー自動配車システム「MODEL-2000シリーズ」を、年間100システム(そのうちナビ連携タイプを10システム)を目標に販売していく。発表後のタクシー業界からの問い合わせは多く反応はよい。すでに複数の企業と商談が進行中という。またタクシー以外に同様の車両運行システムを活用できる企業があれば、対応するとも富士通テンではいっている。

《高木啓》

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