自動車産業の景気はようやく下げ止まりか、いや、まだまだ……

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日本自動車工業会から、2月の自動車生産実績が24日に、輸出実績が27日にそれぞれ発表された。

それによると2月の四輪車生産台数は92万6836台で、 前年同月に比べ5.3%の増加となり、3カ月ぶりに前年同月を上回った。乗用車の生産は76万6264台で前年同月比5.7%の増加となり、3カ月ぶりのプラス、トラックは15万5898台で同3.2%の増加となり、2カ月ぶりのプラス、バスは4674台で同17.9%の増加となり、2カ月ぶりのプラスとなった。

乗用車のうち普通車は30万3299台で12.0%の増加、小型四輪車は34万4636台で0.5%の減少、軽四輪車は11万8329台で9.8%の増加。2月の国内需要は53万3134台で前年同月比2.8%の増加であった。

2月の四輪車輸出台数は、37万9293台で14.0%の増、また前年同月に比べると1.9%の増となった。輸出金額は、車両分56億4510万ドル、部品分18億6326万ドルの総額75億835万ドルとなり、前月に対して16.3%の増、また前年同月に比べると14.4%の増であった。

車種別台数は乗用車 32万5300台(内ノックダウン1万6017台)、トラック 5万1131台(内ノックダウン車1万5878台)、バス2862台(内ノックダウン450台)であった。

各項目とも横ばいからプラスを示す。このまま景気は上昇に転じるのか、それとも下降の途中の小休止なのか。企業の提携が相次いで発表されたので、その国際分業体制が確立するまでは、景気の先行きについては何とも……。

《高木啓》

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