お兄ちゃん、ミハエル・シューマッハー(フェラーリ)の2連勝で幕を閉じたかに見えたF1ブラジルGPだが、確定リザルトはなかなか発表されなかった。M.シューマッハー、暫定2位のデイビッド・クルサード(マクラーレン)、暫定4位のハインツ・ハラルト・フレンツェン(ジョーダン)、暫定5位のトゥルーリ(ジョーダン)、暫定6位のラルフ・シューマッハー(ウィリアムズ)の5台のマシンが車検にひっかかったのだ。
そしてレースが終わって6時間後、何人かのドライバーはヨーロッパへ向けて飛行機で飛び立とうとしていた夜9時になってリザルトが確定し、クルサードの失格が発表された。理由はフロントウィングの後端が最低地上高以下だったため。規定では50mm、誤差5mmが認められているが、クルサードのマシンは43mmしかなかった。マクラーレンでは、バンピーなコースのために取り付け位置が変動したとしており、車検委員会とあらそう構えだ。
この結果、暫定3位のジャンカルロ・フィジケラ(ベネトン)以下の順位が繰り上がり、ジェンソン・バトン(ウィリアムズ)が6位入賞で1ポイントを獲得することになった。