ルノー、ベネトン買収でF1復帰!! 日産も協力する!?

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フランスのルノーは、15日にイギリスのベネトン・フォーミュラ社を1200万ドルで買収、2002年からF1に復帰すると16日に発表した。シャシー+エンジンのフルパッケージで参戦、ルノー・ワークスチームとなる予定。2000年と2001年シーズンのチームは、ベネトン・スーパーテックとして従来通りのパートナーでF1を戦う一方、ルノーはV10エンジンの開発に専念する。

ルノーのF1活動の総責任者はルノースポール会長のパトリック・フォールが務める。エンジン開発とレース活動の本拠はビリ・シャティヨン(フランス)に置かれ、ルノースポール専務のクリスティアン・コンツェンが監督する。シャシー開発はイギリスのエンストンで行なわれ、フラビオ・ブリアトーレが監督する。ブリアトーレはF1のチーム監督も務める。

ルノーは1992年から97年にエンジン・サプライヤーとしてF1に参加、コンストラクターズ・チャンピオン6回(連続)、ドライバーズ・チャンピオン5回を獲得した。いっぽうベネトンのF1チームは94年と95年にコンストラクターズ・チャンピオンを獲得、シューマッハーがドライバーズタイトルをものにしている。現在315人が社員として在籍、風洞をはじめ最新の開発設備を備える。

ルノーのF1復帰理由はもちろん世界的なイメージアップのため。フルシーズンで、世界300億人が直接・間接にF1を観戦するという。もともとルノーは、70年代にいまのフェラーリのようにエンジンもシャシーもつくる「チーム」で参戦してきた。90年代、確かにサプライヤーとしてはトップランカーだったが、今回はチーム全体での栄冠を狙う。フォール会長は「モータースポーツのメジャータイトルでルノーが獲得していないのはF1チャンピオンだけだ。ルノーは常にチャレンジングな会社なのだ」と語る。ホンダもいずれはシャシーも手がけるという見方が強く、21世紀は自動車メーカーによる戦いが繰り広げられるのかもしれない。

いっぽうコストについては「エンジンをチームに供給するよりは、自身がチームとして参加した方がスポンサー料やTV放映権使用料などの収入が多くなる」と説明する。

さらにベネトンを買収先チームに選んだ理由は「かつてエンジン・サプライヤーとしてルノーはベネトン、ウイリアムズと組み、いい成績を残した。ウイリアムズ・チームは売りに出ていないから、ベネトンを選んだだけだ。これら以外のチームは実績がない。いまだチャンピオン獲得に努力しているチームだ」とフォール。

長期的に、ルノーが第2のチームにエンジンを提供する可能性もフォールは否定しなかったが、おそらくルノーの名前にはならないだろうとも語った。ただしルノー自身の復帰が2002年であり、将来のことは何も決まっていないとしている。

またベネトングループのルチアーノ・ベネトン社長は、「グローバリゼーションが進む現代、企業はそれぞれの本来の分野で活動するべきだ。ルノーとはこれまでもいい関係にあり、F1チームのバトンをルノーに渡すことは当然の流れだ。ベネトンのF1活動において我われは、当初想像していた以上の満足を得られた」とコメントしている。
《高木啓》

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