30万kmでもへっちゃら!! ダイムラークライスラーがセラミックブレーキ開発

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ダイムラー・クライスラーの研究者が自動車のブレーキに利用できる特殊セラミックの開発に成功した。セラミック製のブレーキは従来のものと比べてコスト効率がよく、メンテナンスの必要がない、などの利点がある。

セラミック・ブレーキの特徴は、熱に強く摩擦にも消耗しないという点。そのうえスチール製のものと比べると重量は3分の1以下。セラミックの欠点はコストが高い、ということだったが、ダイムラー・クライスラーではカーボン、シリコンと合成することでコスト面の問題をクリア、ファイバー仕様セラミック製のディスクブレーキがコスト的にもつり合う形で製造できるようになったという。

ダイムラー・クライスラーの走行実験データによると、セラミックブレーキは18万マイル(30万km)走行後でもほとんど損傷がなく、ディスクを交換する必要はないという。このブレーキが実用化されれば、メンテナンスの必要もなくメーカー、ユーザーともにコスト効率の良いブレーキを得ることができることになる。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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