岐阜市は先月14日から27日までのスケジュールで「バス接近表示システム」の実験を行った。これはDGPSと無線を利用し、バスの現在地を管理センターで把握、それをバス停の電光パネルに表示するというもの。この電光パネルにはバスの現在地以外にも、ニュースや天気予報などが表示される多目的型となっている。また、今回の実験中には動作確認のみで、実際に使われることは幸いにも無かったが、地震などの災害発生時には避難場所への案内など、緊急情報も表示できるシステムだ。
なお、接近表示システムの実験と平行して「公共車両優先システム (PTPS)」の実験も行われた。道路に設置された光ビーコンの下をバスが通過すると、前方の信号機を青にして、スムーズに進行させるというもの。このシステムと専用バスレーンを設ければ、渋滞時にも限りなく定時に近い運行を確保できるとしている。