Eコマースで日本車対策!? 米ビッグ3がバーチャルマーケットで提携

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GM、フォード、ダイムラークライスラーのビッグ3が共同ベンチャー事業としてビジネス間のバーチャル電子商取引マーケットを設立することを発表した。これにより世界でも最大級のバーチャル・マーケットプレイスが出現することになる。このマーケットプレイスには世界中の自動車メーカー、その部品などのサプライヤー、パートナー、ディーラーが参加することができるという。このマーケットプレイスはビッグ3の自動車メーカーとしての運営から切り離された独立ベンチャーとして稼動し、資本はそれぞれ3社が平等に負担している。

このマーケットプレイスはビジネス間のものであり一般消費者が利用できるものではないが、自動車生産の効率化を高める上で重要な存在となりそう。現在行われているサービスはカタログ購入、価格の設定、オンラインソーシング、オークションなど。

フォード会長ジャック・ナッサー氏は今回のベンチャーについて「インターネットは我々の業界、ビジネスのあり方を大きく変えつつある。フォードは今後もインターネット利用を進め、顧客やサプライヤー、ディーラーにとってよりよいサービスを提供したい」とコメントしている。

ビジネス間の電子商取引は大量の注文などをリアルタイムで行い、同時に価格の設定や配送スケジュールなども確認できるというもの。メーカーはこれによって数多くのサプライヤーの中からもっとも価格設定が安く、かつ利用可能なものを瞬時に選ぶことが可能となる。コスト、時間が大きく削減され、それが消費者価格に跳ね返る可能性も充分だ。

しかしその反面、多くの自動車メーカーがこのマーケットプレイスに参加することで、自動車部品などが画一化され規格化される可能性も十分にある。このマーケットプレイスがビッグ3による業界牛耳りのツールとなることも考えられるのだ。

このネットワークに参加しない自動車メーカーは生き残れない、という時代がやってくるのか、あるいは参加せずに独自路線を行くメーカーが個性を出して生き残っていくのか、これからの時代のビジネスのあり方を占う上で目が離せないベンチャーとなりそう。
《Sachiko Hijikata, US editor》

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