トヨタのジェネシスプログラム解散、今後は“若さ”を全社展開

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トヨタ自動車がアメリカで2年前にヤング層にターゲットを絞った 商品の開発チームとして作り上げた「ジェネシス」チームの解散が決定した。トヨタではこの理由について「撤退ではなく、全体としての目的が達成されたための発展的解消」としている。

ジェネシスは若いカーエンスージアストのチームで、トヨタが若者向けの自動車を開発するためのブレインのひとつとして結成された。解散後、ジェネシスの一部は『エコー』、『セリカ』、『MR2』スパイダー(日本名『MR-S』)などのマーケティング要員に起用されている。その他、ジェネシスメンバーは引き続きヤング層にアピールできる自動車開発企画チームに加わることになっていると言う。

ジェネシスは実際にエコーの北米販売実現に大きな役割を果たし、今後は「コンセプトから運営の段階に入った」というのがトヨタの見解。ジェネシスのトップだったマーク・デル・ロッソ氏(36)はセールスプロモーションに移籍し、トヨタアメリカの若い戦力として期待されている。

トヨタがアメリカで得意客としてきた年代はベビーブーマー世代が中心。しかしジェネシスの活躍により、エコーやセリカは若い層から支持を集めはじめている。ホンダ、三菱といったメーカーが強いスポーツコンパクト世代の一角に切り込みつつあるのはなによりもジェネシスの力によるところが大きい、とトヨタはとらえている。

現在セリカを購入するユーザーの平均年令は以前に比べて10歳以上下がった、とも言われており、特にジェネレーションYと呼ばれる10代後半から20代前半の層へのトヨタの浸透が進んでいる。つまりジェネシスは初期の目的を果たし、これからは社全体のオペレーションにそのノウハウがいかされる、ということになりそうだ。
《Sachiko Hijikata, US editor》

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