三菱GDIエンジンが生産累計70万台達成

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三菱自動車工業のガソリン直噴エンジン「GDI」の生産累計が8日に70万台を突破した。量産型のガソリン直噴エンジンとしては世界で初めて、1996年夏に生産を開始。3年半での70万台到達だ。

三菱はGDIを内外で生産する計20車種に搭載しており、エンジン種類は6タイプある。直列4気筒、V型6気筒、V型8気筒があり、排気量のバリエーションも『ピスタチオ』に搭載した1.1リットルから『プラウディア』と『ディグニティ』に採用した4.5リットルまで計9種類ある。

GDIを搭載している車種は国内が15車種。海外が5車種。オランダのネッドカーで生産する『カリスマ』やボルボ車の『S40』や『V40』にも搭載している。昨年7月からはイタリアのピニンファリーナ社で生産を開始した『パジェロピニン』にも。

ガソリン直噴の先駆けとなった三菱だが、トヨタと日産も同エンジンの展開に力を入れている。特にトヨタは、『クラウン』にもガソリン直噴の「D-4」エンジンを搭載しており、生産台数は三菱を猛烈に追い上げている。

三菱はこれまで、10万台きざみでGDIの生産累計の到達日を発表してきた。三菱が気にしているのは、「100万台に到達する日は三菱が先か、トヨタが先か」ということで間違いない。

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