警察庁は、若い女性の間で流行している厚底ブーツを履いての運転について、下駄やスリッパでの運転と同様に取り締りの対象にすることを固めた。
昨年11月、厚底ブーツを履いて運転中の女性が、靴がひっかかってブレーキを踏めずに障害物に激突し死傷者が出た。交通事故総合分析センターの調査でも厚底ブーツでの運転では、ブレーキを踏むまでの反応が通常よりも遅れることが調査結果として明らかになっている。
道路交通法では下駄やサンダルを履いての運転は禁止されており、取り締り対象となっているが、厚底靴についてははっきりした見解が無かった。警察庁では、厚底靴での運転では支障があると判断、取り締りの対象に加える方針だ。