東京都は、悪質な自動車税の滞納者に対して差し押さえなどの強制措置に踏み切る方針を明らかにした。景気低迷から自動車税を滞納する人が増えており、財政が悪化している都は回収を本格化させる。
都では、約10万台、40億円の自動車税が滞納されている。自動車税は未払いだと車検が受けられないため、車検前に支払う人は多い。しかし、大量に自動車を保有する事業者などは故意に支払いを滞納するケースもある。このため、車両5台以上の滞納者や固定資産税などとともに自動車税を滞納している悪質なケースで、預貯金の差し押さえを実行していく。自動車税滞納者の資産差し押さえはすでに、福岡などで実行されている。